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Vol.5 「芝学友会」



10年先を見据えて





2018年7月、三田キャンパス内にて、芝学友会会長の福井一玄さん(以下敬称略)にお話を伺いました。


芝学友会は慶應義塾大学薬学部の学生自治体で、部活動の統括や学生生活の向上のための取り組みを行っている団体です。また、薬学部芝共立キャンパスを代表して全塾協議会に参加し、上部7団体の一つとして全塾協議会の意思決定に関わっています。


―――人数と構成を教えてください。


1年生が14人入って、2年生は4人、3年生は1人、4年はいないですが、5年生と6年生も時々手伝いにいらしてくださいます。

倶楽部連盟委員会、広報で成り立っています。会計は部活への予算配分を決め、その使途を監査しています。また、学友会内の会計も担当しています。倶楽部連盟委員会は、毎月、クラブの代表者が集まる会議を開き、交流を深めています。その他の活動は、薬学部の学生の交流や薬学生の将来を考えるセミナーの開催などもしています。


―――代交代の時期はいつですか。


適宜行っていますが基本的には4月に代交代します。薬学部は5年生以降、実習と卒業研究が始まるため、会長が4年生を終了した時に、大きな代交代を行ってきました。必要があれば、適宜、代交代を行っています。月一回定例会を開いていて、その時役員交代の報告などを行います。


―――活動内容を教えてください。


薬学部のキャンパスの自治団体として部活動の支援、教室の環境改善に取り組んできました。今年からは新たに薬学生の将来を考えるためのイベント「薬学未来講座」を開いています。また、薬学部生が交流し、勉強できる場を作るために「塾生交流会」の企画も行っています。


学友会としては月数回の定例会と夏に合宿を行っています。合宿は先輩方も参加して、いろいろ教えてくださいます。このように先輩とのつながりがあるのは学友会の良いところだと思っています。


―――他キャンパスや他団体とどのような関わりがありますか。


私が全塾協議会に参加し、そこで得たことを定例会で部員に伝えています。


―――芝の立ち位置について何か思うことはありますか。


芝共立キャンパスのことを知ってほしいですね。やはり芝共立キャンパスのことを知らない人が多いので。薬学部生と他学部生が交流できる機会も部活動以外はほぼないですし、しかも部活動に参加している薬学生も多いとは言えません。

薬学は、医療系や理工だけでなく、経済学や心理学など様々な分野と一緒に研究を進める学問なので、総合大学の強みとして、学生時代から交流を持つことが大事なのではないかと思っています。


―――どのような広報活動を行っていますか。


慶應薬学新聞(@keio_pharm_news)という媒体を持っていて、薬学部内の情報をTwitterで流しています。薬学新聞はもともと広報のために作っていたというわけではないのですが、これを通して芝のことを知ってもらえればいいなと思います。今後は実際に紙媒体で出せればいいなと思っています。


また、薬学未来講座などの各種イベントをやることで認知をしてもらおうとしています。講座自体の広報はポスターの掲示やチラシの配布によって行っています。


―――芝の現状の課題とそれに対する取り組みについて聞かせてください。


学校の環境改善に取り組んでいます。アンケートを行って、例えばゴミ箱が足りない、食堂の時間が終わるのが早い、などの学生の意見を集約して学校に改善の提案をしています。


また、薬学部生はどうしても就職先が偏ってしまいますが、薬学で得た知識は様々な分野で活かせるので、早い段階から色々な方のお話を伺い、将来のことを考える機会を得るための場として薬学未来講座を設けています。そういう話はOBOG訪問をしない限りなかなか聞く機会がないので、授業があってそれができない中でも先輩の話を聞ける場を作るということです。


また、芝共薬祭(@shibajitsu2018)の来場者数を増やすための取り組みとして、本年度は学友会も出店をし、盛り上げていきたいと思っています。


―――上部7団体の一つとして、全塾協議会の課題はどこにあると思いますか。


会計担当や会長は団体同士で交流がありますが、彼らが代表する団体やキャンパスの学生同士の交流がないことです。全協の上部団体として、今後そういう機会を作っていきたいです。


また、全塾協議会の活動が学生に認知されていないところもあるのではないかと思っています。全塾協議会の活動は、学生の部活動の支援や福利厚生を行っているにも関わらず、認知されていないというのは残念なことなので、認知のための活動にも協力していきたいと思います。


―――特に知ってほしいことはありますか。


いろいろなイベントをやっています、ということです。将来社会に出てからどんな人になりたいか考える薬学未来講座のことなど、ぜひ知っていただきたいですね。


それから、薬学部は慶應に開設して今年で10周年を迎えました!

10周年を機会に、他のキャンパスの学生と薬学部の学生間の交流を益々活発にしたいと思っています。将来社会に出たとき、いろんな分野に友人がいることが慶應義塾の学生の強みでもあると思うので、芝学友会としてもその交流を応援していきたいと思っています。


―――10周年を機会に何か行ったこと、したいことはありますか。


学校全体でやった行事ですが、10周年記念式典が大講堂と芝プリンスホテルで行われました。年末には、記念誌も発行される予定です。


節目の年なので、様々なことに目を向けていきたいと思っています。

これからも色々な学生団体や他のキャンパスの方々との交流関係を作ることに尽力すると同時に、慶應義塾の一貫教育の中でも活動を行い、そして全塾協議会や塾生代表、参加団体とも協力をしていき、慶應義塾の発展に尽くすと共に、薬学部の次の10年がより素晴らしいものになるように取り組んでいきたいと思います。


―――ありがとうございました。

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