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2021年2月9日、第5代塾生代表の山田健太さん(以下敬称略)にオンラインでお話を伺いました。


―――塾生代表になろうと思ったきっかけを教えてください。
新型コロナウイルス、この存在が間違いなく大きかったと考えています。コロナによって世界が一変しました。多くの大学が授業を維持するのが精一杯で、学園祭などのイベントを諦めました。しかし諦めるのではなく、何かできることがあるはずだという思いで史上初のオンライン学園祭である「オンライン七夕祭」に責任者として開催に携わり、これには非常に手ごたえを感じることができました。そしてオフラインの文化祭とはまた違った可能性を感じました。
オフラインの水準を目指す議論は多いですが、私は違う捉え方をしています。オンラインでもできることはできるし、むしろオンラインだからこそできることもあると感じているのです。「コロナ禍」で様々なことにチャレンジし、オンラインならではの問題解決手法を多く手に入れることができました。同時にオンラインに縛られることへの問題意識も持っています。自分自身サークルの代表として活動制限の厳しさを実感しました。誰が悪いというわけでもないですが、このままだと団体としてきついなと感じています。また大学生活が味気ないという人が周りにいて、このままだと大学が崩壊するレベルの問題だと感じました。オンラインに対してはそのような問題意識を持ちながらも、その問題をオンラインで解決してきた自負もありました。「この問題を義塾全体で解決しよう!」 そう思い塾生代表に立候補しました。


―――SFC初の塾生代表として、目標はどのようなものですか?
クリエイティブな意識があるということで、そこを期待されているという印象がありますが、私自身はあまりそうではないです。しかしそのような人が周りに多いからこそ良い影響を受けていると思います。また有事の際にはそういったアクティブさが求められているのかなとも思います。新しいことにはチャレンジしていきたいし、今こそそういうことが求められています。塾生代表とは即断即決を許してもらえる立場であると思っています。コロナ禍でそれは必要なのか、コロナ禍だからこれが必要だよね、といったことを即断即決でやっていきたいです。そして「コロナ禍ならではだった」「コロナ禍で変わったね」と一年後には言われるような政策を打ち出していきたいです。


―――塾生代表に立候補された理由について、オンラインでできることに色々チャレンジしていくというお話が出たと思うのですが、その最たるものの一つは新入生歓迎会だと思います。暫定的にしか決まっていない部分も多いかもしれませんが、新入生歓迎会について今後どのように展開していく予定でしょうか。
新入生歓迎会は間違いなく大事なものであると考えています。団体にとって大切なのは人だからです。お金や地位や名誉があっても、人がいなければサークル活動は継続できません。サークルという大学生がつくる団体はまさにその点が他の一般の団体と違うと思っています。人がいないとどうにもならないし、だからこそ新入生歓迎会は本当にサークルにとっての生命線であると思っています。昨年の新入生歓迎会はお世辞にも多くの人にとって成功したとは言えないものであり、その結果多くの団体が窮地に立たされるような状況になってしまっています。サークルの継続性が問題になると慶應の文化が廃れていってしまいます。 多くの人や様々な団体が自由に活動をするからこそ慶應の文化が成り立っています。今「慶應らしさ」が崩壊の危機にあると思っており、二年連続での失敗は絶対許されません。薬学部・医学部等の例外はありますが、 学生生活は原則四年間であるということを踏まえると、本格的にサークルから人がいなくなってしまうことが考えられます。それは避けなければならない、という意識がこの問題を重要視している理由です。
具体的には、確実な新入生歓迎の場を提供できるようにしたいと考えています。昨年はオンラインでも場を用意できず、各自で頑張ってくださいという印象が強いように感じました。せめて今年は「オンライン、オフライン関係なく新入生を歓迎する場を必ず用意する」そんな思いでやっています。そこで多くの新入生が必ず目を止められる環境を整備します。いかに新入生に届けるかということが最重要課題だと考えており、オンライン上で合同説明会を行いたいと思っています。約400の団体を紹介する場の構成を考えています。長すぎるかもしれないという懸念も上がっており、現1年生とも相談しましたが、それはそれで楽しいのではないかと思います。新入生も「せっかく慶應に来たのだから、慶應のイベントを楽しみたい」と思っていると信じています。そのような人たちにこれだけの団体があるということをお見せできれば楽しいのではないかなと思います。またこのようなご時世だからこそ、キャンパスを超えた活動をしている団体もいます。その点では、違うキャンパスから違うキャンパスに移動するといった柔軟性がより確保できるようになったと思っています。そしてイベントでは新入生や新2年生ができる限り同期と触れ合える空間を作っていきたいと思っています。 オフラインからオンラインに変わったことで、新入生のコミュニティがつくれなかったことが去年の一番大きかった課題であると思っています。だからこそ新入生歓迎会を通して横のつながりを形成できるようなイベントを予定しています。
またサークル側へのサポートとして作成したものを新入生に届ける環境づくりを進めています。 例えば新入生歓迎会全体のYouTubeチャンネルを作り、そこにサークル作成の動画を掲載していくというものを用意しています。新入生がその動画を見ることで、サークル側の作成したコンテンツが新入生により届くようになるのではないか、と考えています。昨年は新入生歓迎会情報を見つけることが困難でした。そのため現在作成中の新入生歓迎会関連のWebサイト上に新入生歓迎会イベントの情報を一元化してカレンダー形式で掲載することを考えています。見る場所を一ヵ所にまとめ、必ず新入生に届くようにするというのが私の役割であると考えています。1月に全塾協議会の特別委員会として新歓実行委員会を設置したのはそのためです。情報や問い合わせ先が一元化されることでシンプルになり動きやすくなったのかなと思っています。歓迎会をされる側に対しては情報を一元化し、する側に対しては情報が必ず届くようにする。これをオンラインで行う新入生歓迎会の基盤として固めていく方針です。


―――Twitterなどに関して、一括で見られる場所というのはハッシュタグを用いたものになるのでしょうか。
実はTwitterのリスト機能※ を活用する予定です。よく見る活用方法としては、 ニュースをTwitterで見たい人がニュース用のアカウントリストを作ると、その日のニュースがタイムラインに並んでくるというようなものです。 それを使って新入生歓迎会アカウントのリストを作ろうという風に思っています。私の方からそのリストを提示すれば、新入生は自分から探しに行かなくとも、そのタイムラインを見ればみなさんが発信した情報が一覧になっているというのが一番美しい形かなと。まさに今様々な情報が Twitterに集中していると思います。そしてそういった情報はリスト機能で集約できると考えています。
※アカウントを一覧にまとめ、それらのアカウントだけのタイムラインがみられる機能のこと。


―――塾生代表としての目標を踏まえ、実際に就任してみて思っていたところと違うなと思った物事はありますか。
思っていたものと違うなというほどではないですが、良くも悪くも制度ができ上がっていると感じています。規約の整備、また学生から集めている資金を運用するのに十分な手立てが多く用意されていると感じました。もちろんそれは私の暴走を抑えるためなので非常に大切です。しかしそれゆえに動きにくさがあって、そういったところで時間を食うイメージはあるかもしれません。例えば現在メールのやり取りがスムーズにやりとりできないかと模索している最中で、必要に応じて規約を緩められるようにしていきたいと考えています。
なってみて感じたことという単純な認識であれば、塾生代表になったことで色々な人から見られる目が変わったなというのは改めて思います。今までは一塾生の山田健太がなにか言っているという認識でしたが、今は「塾生代表」としての意見を求められたり、自分の発言が慶應義塾大学の発言としてとられたりすることがあるので、身が引き締まる思いです。またこれは役得だなと思っていることなのですが、慶應には様々な人が在籍しているということを肌で感じられるようになりました。今までは自分のキャンパスやサークルなど似たり寄ったりの人が多かったのですが、塾生代表になったことで、一気にいろいろな人に関わる機会が増えました。今までと違う意見を聞いたり、すごく色々なバックグラウンドをもった人がいたりして、シンプルに楽しんでいます。なってみて今一番感じている面白い点ですね。


―――七夕祭の幹部、新歓実行委員会の代表、インターンなど色々精力的に活動されていますが、キャパシティオーバーになったりしないのですか。
色々な方に救われているなというところがあります。周りの方々から塾生代表をしていることに対して配慮と理解をいただいているのですごく助かっています。どれか辞めないのかということに関しては、もちろん辞めたものも存在します。ですが色々なコミュニティで得られた知見を塾生代表に繋げていきたいという思いが強くあります。私自身できることは知れていますが、「塾生代表であり○○」の私がいることでうまく連携を取るなど、よりスピーディーに着手できることがあると思います。だから敢えて今辞めたりはしていません。今までと同じように活動できてはいないのですが、いい仲間に恵まれ、名称としては残っていても実務はかなり減っています。
また是非みなさんに伝えたいのは、塾生代表には沢山の仲間がいるということです。私一人が動いているわけではありません。 私の一番大事な仕事は意思決定やバッシングを含めた上での覚悟を持った舵取りであると思っています。そのため私自身が何かを直接するというケースはあまりなく、そういった意味では手数が足りないということはないです。私がするべきことは、他の職務で得た知見を用いて、塾生代表としての職務にツールについての知識だったり運用についての知識だったりをいかに塾生全体にフィードバックしていくか、というところだと思っています。


―――今の塾生、そして新入生に向けてコメントをお願いします。

塾生に向けて
終始一番お願いしたいことは是非思っていることを伝えてほしいということです。塾生一人一人が見ている視点はそれぞれ違うので、3万人近い塾生の視点を共有してもらえればきっといい筋道が見えてくると思っています。私が気付いていない課題も必ずどこかにあるので、是非皆さんの声を届けて頂きたいと思います。また自分は塾生代表ですが、一塾生であるということに変わりはないので、一緒に問題を解決していくという意識でいます。皆さんが主体となり、それを支える橋を作っていくということが私の役割であると思っています。どっちに向かって走っているのか、どういう道を走っているのかという情報がないと良い橋は作れません。是非皆さんから情報を頂いて、良い橋を作るお手伝いをさせていただければと思います。

新入生に向けて
合格おめでとう!本当にお疲れ様でした。そして慶應義塾大学へようこそ! このコロナ禍での受験はとても大変だったと思います。私たちとしてはみなさんを仲間として迎えられる環境構築を進めています。新入生のみなさんにとって実りがあり楽しいと思え、入ってよかったと思えるような場所を作っていくので、是非皆さんよろしくお願いいたします。もし何かあればいつでも連絡ください! それでは入学式で会えるのを楽しみにしています。

山田塾生代表Twitter https://twitter.com/yamada_ymkn

今年の塾生代表選挙も終わりに近づいています。例年と大きく異なる一年の中、今年の塾生代表はどういうことをやっていたのでしょう。数回に分けてトピックごとに塾生代表が行っていたことをお伝えしています。第3回の今回は、「湘南自治会準備会・自治会費」について聞きました。

No.1「新歓」
No.2「感染対策サイト・議会改革」
No.3「湘南自治会準備会・自治会費」

湘南自治会準備会

8月に「湘南自治会準備会」が全塾協議会に仮加盟しました。これにはどのような背景があったのでしょう?

SFC(湘南藤沢キャンパス)に、湘南自治会準備会という有志の団体があって、SFCの学生自治組織として全協への正式加盟などを目指している。準備会との関わりは、前田前塾生代表の時から意識がされてきた。自分は選挙の時にこれを知って、前塾生代表のときにスタートオフしたものの意思を引き継いだ。

具体的にどのようなことを行いましたか?

慶應義塾大学全塾協議会仮加盟規則

仮加盟規則というのを定めて、「仮加盟」という仕組みを作った。「仮加盟」は、まだ正式な加盟ではないけれども、全塾協議会がその存在を認め、議案提出の権利などの活動保証を期限付きで付与するもの。これによって、次のワンステップを確実に踏めたのではないかと思う。

SFCは、まだ慶應のコミュニティの中で差が出てしまっている。お祭も他キャンパスと違うし、「塾生」としての意識も高くはない。「慶應生」という意識よりも、「SFC生」という意識が強い人も多いのではないか。けれども、慶應はSFCも合わせて「慶應」。SFCの団体が全協に入るのには意味がある。

コロナで実際の活動を見させてもらうのが難しかった中、正式加盟に向けて「仮加盟」という仕組みを作れた。SFCはオンラインなどに精通している人が多いし、いろいろなアイデアを他キャンパスにも繋げる仕組みに繋がればと思う。準備会には、引き続き頑張って欲しい。

自治会費

全塾協議会の財務関連の報告

自治会費の使い道の決定は、毎年の塾生代表の最大の仕事と言って過言ではないと思いますが、今年の注目点はどこでしょう?

まず、ハガキ。本年度の塾生代表選挙のためにハガキを全塾生の方にお送りしたことについて、このために自治会費を使わざるを得なくなり、大変申し訳ない。けれども、コロナの中で新しいことを始めていくにも、伝統を続けるにも、それを支えるインフラが必要だと思う。コロナの中でも全塾協議会のことを知ってもらうためにこの方法も選んだ。SNSでの広報にも力を注いでいるけれども、SNSの広報に絞ることで情報の偏りや格差を生んでいると感じる。ハガキはそういう意味で、まだ存在意義がある。

自治会費の分配額を決める前に、分配する団体の監査を事務局が丁寧に行います。本年度は多くを手作業で行う必要がある膨大な量の監査の規模を、新型コロナウイルスの影響で、多くの団体に予算要求を事実上来年以降にまわしてもらうことで縮小しました。本年度に緊急交付という形で分配が必要な団体は4団体(三田祭実行委員会、矢上祭実行委員会、塾生会館運営委員会、應援指導部)になりましたが、どのようなことを意識されましたか?

2020年度全塾協議会予算報告書

三田祭実行委員会と應援指導部を中心に分配した。必要な団体には、必要な額をこれまで通り分配するという方針にした。選挙に勝つために団体に財源支援の約束をすることが票に繋がるかもしれないが、就任してからこれを嘘をついていたことにしてはいけない。三田実、体育会、文連などの予算を減らすつもりはなかった。

後は、新規事業助成制度を塾生が広く使えるようにする基本方針を示して、自分以降の塾生代表が動きやすい土台作りに取り組んだ。お祭りが災害などで中止になった際にその損失を補填するなどの、自治会費の財源を使った不測の事態のための仕組み作りに、今後の塾生代表も取り組んで欲しい。

選挙では、候補者の人がどうお金を使う予定なのかをよく見て欲しい。既存の団体にいっているお金を、それ以外の団体や塾生にまわすためにどう候補者が考えているのかを注目して欲しい。自治会費は無限ではないし、その使い道のチェックがあいまいにならないようにしなければならない。

最後に(編集者より)

3回に渡ってお伝えした「今年の塾生代表は何してた?」は今回が最終回になります。塾生代表もSNSを使って何をしているか情報発信をしていますが、行ったことの背景や効果が複雑なとき、それをコンパクトにご紹介するのがなかなか難しいと感じます。今回はこのような記事の形でご紹介しましたが、塾生代表がどういう取り組みをしているのか、もっと塾生の皆様に分かりやすくなるように今後も模索していきたいと思います。

 

塾生代表とは?

塾生代表選挙(#塾生代表2021)情報

塾生代表選挙 投票ページ

全塾協議会選挙管理委員会ウェブサイト

全塾協議会選挙管理委員会Twitter

今年の塾生代表選挙の投票期間も中盤になりました。例年と大きく異なる一年の中、今年の塾生代表はどういうことをやっていたのでしょう。数回に分けてトピックごとに塾生代表が行っていたことをお伝えしています。第2回の今回は、「感染対策サイト・議会改革」について聞きました。

No.1「新歓」
No.2「感染対策サイト・議会改革」
No.3「湘南自治会準備会・自治会費」

感染対策サイト

新型コロナウイルスそのものへの具体的な対策というのは、対面活動を制限され、予算も限られる中で、学生の自治組織としてできることの選択肢があまり広くなかったと思います。塾生代表として、どのように問題に向かい合いましたか?

感染対策の情報をまとめた特設サイト「塾生 新型コロナウイルス対策 のすすめ」を医学部生の方と協力して作成した。医学部生の有志の方々が、「医学部生の感染予防対策」という医学部生向けの新型コロナウイルス対策をまとめたものを作成されていて、これを医学部生以外の塾生でも分かりやすいようにまとめた。

塾生 新型コロナウイルス対策 のすすめ

いろんな感染対策や感染症の情報が錯綜する中で、どこを見たら良いのか今よりも混乱していたと思います。サイト運営は、医学部生有志と全塾協議会事務局と協力して行いましたが、どのような課題がありましたか?

自分と全塾協議会事務局は、事前知識が何もない状態でやることになった。明確な正解が見えにくい中で、医学部生ではない自分たちでも分かるように、塾生の皆様に正しい情報を示さないといけないという責任感があった。医学部生の有志の方々に細かくチェックしていただきながら、この話が始まってから僅か2週間足らずでサイトの作成と公開ができた。このサイトは、秋から具体的に使用が始まった大学の課外活動再開申請の手引きにも掲載してもらった。

慶應という総合大学で、他学部と協力し、学生視点で自分たちが分かりやすい方法を示せた。コロナ禍でないとできないことであったし、特に医学部の方が慶應全体に対してプレゼンスを示すことは今しかできないことだった。そのような意味で、これはとても重要だったと思う。

議会改革

新型コロナウイルスの対応に追われる中でも、コロナ以前から必要とされていたことももちろんあります。今年は、少し自由になった移動の時間やオンライン上の新しい方法が試される間に、これまでのやり方を見直した組織もかなり多かったのではないかと思います。「議会改革」とは、どのようなことをしたのでしょう?

まとめると、全塾協議会の物事を決める時に上部七団体で構成される議会を通す必要があって、その議決方法を全会一致制から多数決制に移行した。上部団体というのは、文化団体連盟本部(文連加盟サークルを統括)や体育会本部(体育会系の部活を統括)などのようなそれぞれ様々な団体を統括している団体。以前は、議会が全会一致制で、一つの上部団体が反対したら議案が通らない仕組みになっていた。

慶應義塾大学全塾協議会規約

この変化にはどういう意味があったのでしょう?

塾生代表として全塾協議会は、もっとリベラルに塾生生活のために議論をするべきインフラだと思った。上手くこの場を活用して、議論が活発になるようにしたい。上部団体から出ている議員は、その傘下団体の総意という意味での人選そのものは悪くはないし、団体の利害関係者だから議員をやらなきゃいけないという意識もあると思う。そこで、全会一致制というのは、議員に対して過度なプレッシャーがあった。塾生代表は選挙で選ばれているから拒否権を比較的使いやすいけれども、議員として反対して全塾協議会全体の方針を止めるのは負荷が大きいと思った。

例えば、雪池忌の支出を今年も全会一致で認めてしまった件が例として挙げられる(雪池忌とは、毎年の二月初頭に行われる福沢諭吉先生の法要の日のことです。ある上部団体では、このための献花代を自治会費交付金を使って支出しました。このような特定個人等に支払われる支出は、全塾協議会の許可が必要です。)。多数決制なら、これに反対する上部団体も現れたかもしれないが、今年も出てこなかった。新しいことは、全会一致制からは出てきにくい。新しいことはリスクがあるかもしれないから、全員賛成になかなかならない。

多数決制にしたことで、ものすごい障壁を越えて議員の事実上の拒否権を取り払ったが、これにはすごい意味がある。より塾生代表に権限が集中されて、自分以降の塾生代表がもっとスムーズに新しいことを通しやすくなった。

 

塾生代表とは?

塾生代表選挙(#塾生代表2021)情報

塾生代表選挙 投票ページ

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後藤塾生代表(左)、岩舘事務局長(右)

今年の塾生代表選挙も選挙運動期間が終わり、投票期間に入りました。新型コロナウイルスの影響があり、今年は選挙戦も一味違った雰囲気でした。例年と大きく異なる一年となりましたが、その中で今年の塾生代表はどういうことをやっていたのでしょう。数回に分けてトピックごとに塾生代表が行っていたことをお伝えします。今回は、「新歓」について聞きました。

No.1「新歓」
No.2「感染対策サイト・議会改革」
No.3「湘南自治会準備会・自治会費」

新歓

今年は、例年の春にキャンパスで開催される新歓イベントの多くが中止となりました。塾生代表としては、どういう問題が起こったと思いましたか?

情報が錯綜して、「ここなら全てがまとまってますよ」というのがなくなってしまったのが困ったと思った。混乱する中で、いろいろな新しい取り組みがあった。けれども、Twitterとかインスタでどれだけ広報しても完全には行き渡らなかったと感じる。新入生は、大学入学前に大学の連絡システムはあまり使えないし、統一的なシステムがなかった。

新歓にもTwitter、ゼミの情報集めにもTwitter…情報が偏ってしまっていたのが大きな問題だった。

最初の取り組みとして、3月から4月頃は「#KeioOneTeam」への協力をされました。それにはどういう背景があったのでしょう?

少林寺拳法部は、多数の団体が集まるような新歓を運営したことはなかったと思うけれども、それを考えればすごい取り組みをされていた。情報が錯綜する中で、「どこがオフィシャルなのか?」が問われていたと思う。そこで、「塾生代表がちゃんと認めています」という太鼓判は押せればと考えた。太鼓判を押す代わりに、まだ対面でやろうとしていた一部の新歓活動を止めることを条件にした。その時は今と違って、マスクは不足していたし、ロックダウンという言葉も聞こえてくる中で、どういう感染対策をしたら良いかも伝わりきってなかった。

結果的に、体育会の団体に偏りが出てしまったかもしれないが、全塾協議会のコネクションを通じて体育会以外の団体にも参加呼びかけを行った。

その後は、新歓のもっと具体的な統一的なシステムのため、どういう取り組みをされましたか?

まず、5月には「新歓パンフレット電子版」というものを作った。これは、主に日吉で開かれる新歓を運営しているオリエンテーション実行委員会(オリ実)が毎年作成している新歓パンフレットを、ウェブサイトにして、誰でも閲覧できるようにした。その後、9月末に開催した「秋期オンラインオリエンテーション2020」という新歓イベントの計画に移っていった。

秋期オンラインオリエンテーション2020 特設サイト

秋期オンラインオリエンテーション2020」は、新歓用の特設サイトを開設し、そこで期間中にZoom説明会を団体に一斉に開いてもらうイベントだった。これには、217もの団体にご参加いただき、ありがたいことに開催した3日間で5000以上のアクセスがあった。開催後にアンケートを行った結果、回答をしていただいた73団体のうち、いつもなら新歓が難しい秋という時期にも関わらず、6割近い団体から新たに新入生を獲得できたと回答していただけた。

秋期オンラインオリエンテーション2020開催後の団体向けアンケート結果より

ただ、振り返ってみると広報が足りなかった。秋に新歓を行うというのは、「新歓パンフレット電子版」を作成したときから、オリ実と話があった。あの時は、秋からであれば、対面のイベントを大々的にできるかもしれないという希望がまだ少しあった。オフラインでの実施について大学の返答を待って準備していたので、完全なオンライン形式で新歓をやるということ自体は、8月中旬から具体的な話が始まった。結局は、全塾協議会事務局、オリ実、そして大学にも情報拡散をしてもらい、ある程度のオフィシャル感を出してに新歓が実施できたと思う。この点は良かった。

対面の新歓活動なら、最初は興味のなかった団体にも偶然入ることがあったと思いますが、オンラインはそれが困難です。そこは、どう思われていますか?

偶発的な出会いがない。大学の魅力でもあると思う、突発的な出会いが、ひょっとしたら人生変えるかもしれない。それがオンラインではできない。

特に春の新歓は、団体ごとの新入生数がいつもよりも偏る傾向になって、新入生が集まった団体と集まらなかった団体の格差が激しい。また、春は活動が難しかったもののいち早く対面を再開できた運動系などの団体がいる一方、春は比較的調子が良かったオンラインで活動できていた団体が対面活動を認められず、オンラインから脱せなくなっている団体もいる。突発的な出会いの機会の有無という意味で、塾生の活動格差が深刻なっていると思う。

 

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塾生代表選挙(#塾生代表2021)情報

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2020年8月28日、文化団体連盟本部の芹沢さん、河野さん(以下敬称略)にオンラインでお話を伺いました。


──ではまず、団体構成について(役職の決め方、代交代の時期など)教えてください。

芹沢:役職はおおまかに6部署に分かれており、まず財務と監査、そして三田会というOB会担当の部署、総会、広報、部室の管理を行う三田ルームとなっています。1部署あたり3人です。そして、この6部署の上に委員長がいます。
代交代は例年12月か1月付近で行いますが、代交代の時期は代によって変わることもあるため一概には言えません。
役職の決め方は、委員になった時点で一応の部署が決まりますが、多少変わることもあります。自分がやりたい部署に入れる場合もありますし、その時空いている部署に入ってもらうこともあります。委員長は、委員同士の話し合いで決めています。


河野:また、細かいことですが、副委員長も役職としてあります。


──例年、代交代は12月か1月に行うとのことですが、今年はコロナウイルスの影響によって変更はありますか?

芹沢:過去には任期の途中で委員を交代する必要から、3月に代交代を行った例もありました。今年は事情が事情ですのでさらに任期を伸ばすことも場合によってはあるかもしれません。


──では次に、活動内容について教えてください。

芹沢:文連本部と言われることが多いですが、正式には慶應義塾大学文化団体連盟本部常任委員会と言います。
およそ80から90ある公認系文化系サークルの支援及び管理を行う委員会組織であり、文化系サークル全体の予算を獲得し分配するというのが主な仕事です。年間の予定としましては、例えば12月に文連の講演祭があります。例年、三田会と共同でコンサートや展示などを含む講演祭を行っていますが、今年は中止が決定しています。他にも、5月や11月に慶早戦の優勝パレードがある時は、文連の所属団体に対しパレード運営の人員を集める呼びかけなども行っています。


河野:また、文連総会を年に3,4回行い加盟団体を招集しています。

── 例年の活動頻度を教えてください。

芹沢:まず定例会が月に1回程度あります。定例会以外にも所属団体から問い合わせがあった場合はその対応を行ったり、総会の前はその準備を行ったりしています。イベントがある前に活動をすることが多いため、毎週決まった曜日に活動するということはありません。


──定例会では具体的にどのような話し合いがされているのですか?

芹沢:文化系のサークルをまとめる団体として様々な問い合わせに対応する必要から、その都度話し合う内容は変わってくるため、決まった内容はありません。昨年度の場合、初めての新歓に向けてどのような方向性で行っていくか、委員の募集方法やどんな人を募集するかなどについても話し合いを行ってきました。

──新歓のお話が出ましたが、今年の新入生の集まり具合はいかがでしょうか?

芹沢:文連本部として新歓を行うのが初めてだったため何とも言えないのですが、最初の見込みよりは人が入らなかったため、コロナの影響が大きかったのだろうという印象です。


──具体的にはどのような新歓を行ったのですか?

河野:広報からは、主にホームページの運営とTwitterの運用をしました。ホームページに関しては、3月あたりに立ち上げをし、加盟団体の情報や文連本部の情報を載せました。他には、一時的な新歓の企画としてホームページに謎解きを仕込み、謎を解いていくと文連の新歓用オープンチャットにたどり着くというものを作りました。これはあまり人が集まらなかった結果となりましたが取り組みとしては以上のようなことを行いました。Twitterについては文連の情報を少しずつ流したり、加盟団体の新歓情報をリツイートしたりしていました。


──文連の広報ではホームページとTwitterの2つの媒体を使っているということですか?他にも使っている媒体はありますか?

河野:本当は、ビラを配る予定でビラのデザインもし、印刷もしていたのですが実施できず、主にホームページやTwitterのみ使用している状況です。


──広報をする際に工夫していることなどはありますか?また課題などはありますか?

河野:広報をする際は、文連に入るメリットをしっかりと伝えるようにしています。文連は他のサークルと違い、自分のしたい趣味があるから入るということではありません。本当に学生への奉仕のようなものが必要になるため、責任のある仕事ができるから就活でのアピールにつながる、先輩とのつながりができる、学費と一緒に集められているお金の使い道を知ることができるなどメリットをしっかり伝えるようにしています。課題としては、やはりTwitterの運用の仕方です。Twitterのアカウントを立ち上げたのが最近のためフォロワーも少なく、効果的なツイート方法の具体的なアイディアが出ず悩んでいます。


──Twitterでこれまでに具体的に行った対処などはありますか?

河野:それは今ちょうど話し合っているところです。今まではただ単に、文連の情報を小分けにして流したり、団体のツイートをリツートするだけだったので、今後はハッシュタグを工夫してみようなどの話し合いを行っています。


──今回のコロナウイルスの影響で中止せざるを得ないイベントなどはありましたか?

芹沢:先ほど言及した文連公演祭の中止は一番の痛手でした。また、傘下団体から大学に提出する書類を集め、不備の有無を事前にチェックする公認申請書類の取りまとめも行っているのですが、部室が使えないということもあり、所属団体の方から直接学生部に送らなければならないことになりました。念のため電子データを送ってもらい不備の有無をチェックしました。


──今後、中止を検討しているイベントなどはありますか?

芹沢:前提として、どのような業務を行うにあたっても、文連の場合は三田の部室を使うことが多いです。したがって部室に立ち入れない状況下でできることは限られます。そもそも部室の管理自体も文連が行っているのにも関わらず傘下団体や文連も入れない状態が続いています。、本来、文連は傘下団体が活動をしやすいように支援する立場のため、それが十分にできてないかもしれないというのはもどかしい気持ちになります。


──今年の活動量としては例年のおよそ何割ぐらいでしょうか?

芹沢: 個人的な体感としては5割未満だと思っています。


──後期が始まるにあたり、今後の活動について考えていることはありますか?

芹沢:コロナ以前からも行っていた取り組みではありますが、活動を行うにあたっての書類の手続きなどの電子化を進めるまた、感染のフェーズにもよりますが、電子化と並行して可能な限り傘下団体にもメッセージを発信できるようにしていく必要があると思っています。


──現在、団体が抱えている課題などはありますか?

芹沢:コロナ問題がある以前からの問題ですが、委員に積極的になってくれる人がいないということ、文連について興味・関心や利点を見出す人があまりいないことです。もちろん、広報の方が頑張ってくれているのですが新しい委員を募集するにあたって、魅力の発信というのが不足しているのだろうと思います。


──それらの課題に対し何か対策をとっていますか?

芹沢:ホームページを開設したことは大変大きなことだと思います。文連はそれぞれ所属団体が新入生勧誘を行っているのですが、文連を大きいモノ全体として捉えてもらえる機会はありませんでした。そのため、文連とは何なのか、どういう歴史があるのかなどについてホームページやTwitterで継続的に発信することがみなさんへの知名度を上げることに繋がるだろうと考えています。


──コロナが収まってから挑戦したいことなどはありますか?

芹沢:コロナが収まる頃にはおそらく代が変わっていると思いますが、文連公演祭のように所属団体の方が日頃の成果を発信できる機会やOB会のような三田会側とも接触しながら共同でものを作り上げる機会がより増えたらいいなとは思っていますが、なかなか難しいところです。

──では次に、仕事のやりがいについて教えてください。

芹沢:塾内の政治に関われることが一番は大きいのではないでしょうか。塾内政治という言い方はまずいのかもしれませんが、塾生自治の中核を担う仕事ができることは大きいです。今はこのご時世もあってできていませんがOBの方と交流する機会も多く、三田会の各方面で活躍している方々と関わる機会もあるので大変刺激になることもこの仕事をする上での魅力ではないかと思います。


──お二人はどうして文連に入ろうと思ったのですか?

芹沢:同じサークルの先輩で文連の委員を務めている方がおり、文連本部が大変な状況ということを聞いていました。、今まで文連所属団体の一員として活動に関わってきたため、それを支える組織の方にも貢献したいという気持ちがあり文連に入ったというのが個人的な思いです。今までお世話になった恩返しです。


河野:私は芹沢さんみたいな立派なことは言えないのですが(笑)私はもともと文章を書くのが好きで広報活動そのものに興味がありました。その時に同じサークルに所属していた先輩から文連の広報の誘いがあり、慶應の上部組織で広報活動ができるのは魅力だなと思い入りました。


──実際に入ってみて、良かった点や反省点などはありましたか?

芹沢:良かった点は、他のサークルの人と情報を交換する機会があることです。私は文連に所属しているに団体3つ入っていたのですが、それでも慶應内で様々なことをしている人を知らなかったため、そういった人々と関わる機会が生まれたことは良かったのと思っています。
反対に、今回のコロナのような不測の事態に陥った時でも規則に従って仕事をしなければならないため、どうしても初動が遅くなってしまう点はやはり否めないと思っています。可能な限りその点については、改善したいと思っています。


河野:先ほども広報の立場としてホームページを作ったという話をしましたが、ホームページに加盟団体を載せる作業は大変苦労しました。しかしその結果として、ホームページの情報を新入生がサークル選びに役立ててくれるので作って良かったと思えますし、やりがいに感じます。
反対に、先ほど芹沢さんが言っていたように、この状況の中での対応の仕方が反省点だと思います。できることをやってきたつもりではありますが、もう少し効果的なアピールの仕方があったのではないかと思ってしまいます。もう夏になってしまいましたが、広報で話し合っていく中でそこが少し弱かったのではないかということと秋からどうしていくかということを話し合っているところです。

──全塾協議会について何か思っていることはありますか?

芹沢:昨年度、大変ご迷惑をおかけしてしまったので大きいことは言えないのですが、こういった大変な時期においては全塾協議会自体や他の全塾協議会に加盟している団体とも協力してこの状況を乗り切っていきたいと思っているため、こういった新しい取り組みがあったら支援、支持していく方向で動きたいと考えています。

──では最後に、塾生に向けて伝えたいことがあればお願いします

芹沢:文連の特色に年会費と所属費用がかからないというものがあります。一方で、広い部室が使えるなどの利点もあるので、今まで生徒会や学級委員などを務めていた人が入ってくれると活動がしやすいと思います。また、自分の学費から天引きされている交付金がどのように使われているかを文連に入れば分かるため、塾内の団体の予算配分や処分に関する仕事にも積極的に興味を持っていただきたいです。


河野:(新入生全体に対するメッセージとして)大学に入り、サークルをどうしようかなと考えている方は沢山いると思います。しかしコロナの状況下、対面でサークルを探すのが難しく、二の足を踏んでいる状態だと思います。その中で「文連が公認しているサークル」のように絞っていくというのは効率の良い探し方だと思います。なぜなら文連が公認しているサークルと言うのは、財政管理や制度がしっかりしているという保証があり、その中からサークルを探していくことはメリットの一つになると思うからです。文連のホームページやTwitterなどがサークル探しの役に立てば良いなと思いますし、その中で文連本部にも興味を持っていただければ嬉しいです。

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今年も残すところあと2ヶ月。今年の塾生代表選挙が迫る中、選挙戦や塾生代表の仕事などについて、第3代塾生代表の前田稔さんにお聞きしました。

立候補・選挙戦について

前田さんが塾生代表選挙に立候補しようと思ったきっかけは、何だったのでしょうか?

慶應が大好きで、サークルの代表や三田祭の企画などのいろんなことを経験させてもらいながら、学校の公式のイベントに関わらせてもらう機会が自分は多かった。大学4年の最後というところで、何か学生に関わる大きなことができないかと思っていたところ、学生の運営に関わる全塾協議会と塾生代表の存在を知り、立候補をさせていただいた。

塾生代表になったら何ができるか、期待したことはありましたか?

全塾協議会の組織や運営について定められている全塾協議会規約にもあるが、約2100万円を、一人でというわけではないけれども、塾生代表がその使い道を決められる。つまり、自給1000円の居酒屋で働いていた身からすると想像もできないようなお金を、全学生のためになることに使える。これは、唯一無二の経験なのではないかと思った。

前田さんが出馬した選挙は、学生社長の椎木さんや應援指導部の若林さんのような強力な候補が出馬し、大混戦となりました。前田さんは、掲げた公約や選挙戦にはどういう戦略があったのでしょうか?当選の決め手は何だったのでしょう?

今となって話すのは恥ずかしいけど(笑)。

対立候補

最初に意識したことは、自分以外の立候補者が重要だということ。強力な相手に選挙で勝つことは意味が大きくて、強力な相手に勝ったその後は、運営もやりやすい。強力な相手に選挙に出てもらいたい、というのは念頭に置いていた。

チーム作り

次は、チーム作り。立候補者の自分はどちらかというとプレイヤーで、代えはきかない。どういう選挙行動をしたら勝てるかという作戦を考えるブレーンが必要だった。所属していたサークルなどの知人3人に、「相手は強力だし、勝てるか分からないけれども、ブレーンになってもらえないか」と頼み込んだ。企画などを考えてくれる三人を中心にチームを作り、所属していた経済新人会という大所帯のサークルや中高からの知り合いなどの30~40人に根強く呼び掛けをしてもらった。ライト層としては、興味を持ってくれている人が見た限りでは400~500人いて、LINEやTwitterで丁寧に連絡をし、自分に支持してくれたお礼と周囲への投票呼び掛けのお願いをして回った。ブレーン3人、ミドル層30~40人、ライト層400~500人。結果的に、得票数も自分が予想していたくらいの数字に落ち着いた。

ポジショニング

そして、ポジショニング。椎木さんは、内部進学・幼稚舎・the慶應というイメージ。若林さんは、應援指導部で活動しているのもあって、学校のために精力的に活動しているというイメージ。二人が、学校の中心にいるというイメージでバッティングしていた。自分は、浪人で補欠合格だったし、イメージとしては慶應の中心からは離れていた。よく演説ではこう言っていた。「慶應をリンゴとしたとき、自分は皮の部分です。皮は、剥かれることもあるし、リンゴとして持ってもらえないこともあるでしょう。けれども、不祥事も起きている中、今は毒リンゴ状態です。蜜も種も皮も毒が入ってしまったら、外から見て煌びやかでも、食べられないじゃないですか。自分は皮の部分だけれども、蜜も種も皮も含めて慶應の人たちは良い人たちなんだなと思ってもらえるような公約を掲げます。」そんな中、少しずつ支持が伸びていった。

キャラのブランディング

後は、ブレーンが自分の性格やキャラに合うようなブランディングをしてくれた。キャンパスを縦断するために120㎞走るなど。椎木さんも若林さんも忙しい方で、汗をかいて泥臭くやるのは”ディープポイント”だった。自分は二人と比べれば時間もあったから…その時は就活もしていたから大変だったけれども…時間を使ってそういうことを熱心にやるのは意識していた。やっているうちに、だんだんと応援してもらえるようになり、結果的に、ありがたいことに当選させてもらった。

一人では絶対に当選しない。最低でも3人の仲間を見つけた方が良いと思う。

塾生代表就任から退任まで

塾生代表には、自治会費の分配を決めるなどの毎年やらなければならないこと、その塾生代表の政策としてやることなど、できることが大変多くあります。前田さんの時には、どのようなことをしましたか?

自治会費の分配

夏に事務局にもサポートしてもらいながら、たくさんの人と話して自治会費の分配を決める。一つ選ばなければいけないなら、これが一番重要な仕事だと思う。ただ、自治会費の分配は全ての人にいい顔ができない。自分に投票してくれた層は分かっていたので、それは意識して、そこに傾斜はかけていた。塾生代表選挙は全塾協議会所属団体の協力もあって運営されているが、選挙にあまり関心がない所属団体もいる中、選挙運営を手伝ってくれた公益性の高い団体にも重きを置いた。

不祥事への対応

不祥事に対する対応もすごく考えていた。慶應では、少し前から不祥事が続いていた。2018年辺りは、慶應のブランドイメージにすごくひびが入っていた時期だと思う。学生は警察ではないから、不祥事を取り締まることはできない。どうしようかと考えたときに、不祥事が起きたときはメディアの注目を集めるという点を逆手に取れないかと思いついた。

「不祥事が起きたときは献血を行う」

献血と若き血のダブルミーニングというのもあるが、6か月以内に不純異性交遊をしていると献血できないという意味が込められている。つまり、献血している人は性犯罪をしない。これを考えた他の理由としては、献血が個人でも行えるとても良い社会貢献活動であって、募金のようにお金を動かす必要もないというのもある。自分の血を捧げるのは、ゴミ拾いと同じくらい良いことなのではないかと思い、いろいろ考えた上で献血という公約を掲げた。

しかし、逆に不祥事は増えて、任期の半年の間に何回も起きた。ただ、その中で自浄作用は前より強くなったのではないかと思う。不祥事に対して、お互いを監視し合うようなものというか、問題が起きた時に告発しやすい組織づくりのようなものに貢献できたのではないかと思う。実際に、不祥事が起きた時の風当たりはこれまで以上に厳しくなったと感じる。問題が起きた団体に対してどう責任を取らせるのかという規律は以前より厳しくなっている。これは、健全な活動をしていくにあたって、大学、学生団体、学生個人にとって良いことだと思う。結局、自分は任期中に3回も献血する事態になったが、大学のブランドイメージの改善には一生懸命に取り組むことができた。

選挙費用の転用

選挙の度に全塾生に選挙ハガキを郵送していて、それが無駄だと思っていた。選挙ハガキのために200万円以上が選挙に使われてしまっていたので、思い切って2019年冬の選挙は、「塾生代表というのはみんなもう知ってるでしょ」というところに賭けて、選挙ハガキを廃止した。浮いたお金はちゃんと各団体に配ったから、傾斜はかけつつも、殆どの団体の交付額は増額できて、公益性を考えれば良かったのかなと思っている。もちろん、リスクはある。

その他にも、秋田国際教養大学の学生会との交流、ハロウィンゴミ拾い運動、卒業後の年度三田会会長への就任など、多くのことをされました。

自分が思うように物事を進めるためには、どのようなことが必要でしたか?

毎月開催される全塾協議会定例会の風景

大きく分けて、3つあった。

1つ目は、塾生全体からの意見をいただくこと。大学に報告して交渉したり、キャンパスで塾生に直接会って相談も受けていた。誹謗中傷を受けることもあったが、広く全塾生に耳を傾けるということが何よりも重要だった。

2つ目は、全塾協議会という組織の学生たちとの関係性。上部七団体の代表者が議員を務める議会が、今年10月から多数決制になったけれども、その時は全会一致制だった。つまり、当時は塾生代表以外に事実上の拒否権がをもつ人たちがいた。なので、組織に深く関わってくれている人たちの意見も当然聞いた。目立つこともなく、ボランティアでやってくれている人たちだからこそ、ないがしろにしてはいけないという意識は持っていた。

3つ目は、大学。学生自治は大学とは独立した存在であるべきというのはもちろんだけれども、一方で、大学とコミュニケーションを取らないといけないのも事実。なぜなら、キャンパスという空間をお借りしているから。学生たちが、学生たちだけの空間で何かをしていれば良いが、キャンパスという空間は借り物だとは思う。極度に敵対するのは、こちらにも大学にも損だとは分かっていたから、仲良くするわけでもなく、適度な距離感を保ちつつ、コミュニケーションを取れるようにしていた。

「塾生代表」の意義とは?

結局、「塾生代表」というのは何ができる役職でしょうか?塾生代表は、「大統領」ではなくて「天皇」では?という批判もありますが、どう思われますか?

お金を分配する力がある、コネクションが強いなど、力は大きい。でも、それだけには収まらないと思う。

塾生代表は、慶應を一番好きでいられる役職。大学が好きだから、全塾協議会の運営も頑張れる。みんなが慶應のことを口では否定的に言っていても、みんなの心のどこかにあるのであろう、「慶應を愛する心」の象徴なのではないか。それだと「天皇」だけど…(笑)ただ、その批判は間違っていないと思う。

要は、「天皇」と「大統領」のハーフくらいだと思っている。厳しく出る場面では「大統領」になれるし、聖人君子にもなれる。そこは、それぞれの塾生代表がある程度は決められると思う。正解はない。

もし、前田さんがこれから出馬するとしたら、選挙に際してどのような問題を取り上げると思いますか?

現役塾生の話も聞くと、一番は、キャンパスになかなか行けないというところ。オンラインで何かすることと、オフラインをどうにかすることの二つだと思う。

オンラインのこととして、塾生同士が交流し合えるコミュニティの枠組みを作るというのは、大学の中心にいる人たちの役目だと思う。時間もお金もかかるし、難しいこと。でも、「社中協力」という言葉があるほど、これだけ繋がりを大事にする大学は他にないと感じる。新しく慶應に入ってきた塾生が、あまりそれを享受できていないところを、何とかするべきなのではないか。

オフラインのこととしては、人が集まれる機会をつくること。急に社会情勢が変わって、ルールにもまだ穴がある。新しい形のオフラインでの集まりであるとかを模索する余地があると思う。SNSで何でも晒される時代だからこそ、個人での活動はリスクが大きい。今の状況から前に一歩出られる候補者がいれば、自分が現役だったとしたら投票すると思う。

激変期にある今をどれだけ楽しめるかというのは、重要かもしれない。友達とかにすぐ会えないのはつまらないと思うけど、”ニュースタンダード”な塾生に期待している。

前田さんは、半年という比較的短い任期でしたが、塾生代表をやってどうでしたか?

メッチャ面白かった。充実していたから。眠さや疲れというのはあったけれども、精神的に折れることはなかった。半年だったからこそ集中して取り組めて、楽しかったし、苦痛に感じたことは一度もない。本当に周りの塾生やいろんな人に助けてもらえた半年間だったということは、間違いなく言える。その上で、できることならもう一年やれたらなと、正直には思った。欲を言えば、あと二年。

今後の塾生代表に向けて

選挙に勝つのは手段であって、任期中が重要。

選挙に出て何をしたいのかがはっきりしている人が当選すると本当に思う。そこは明確に伝えられるように仲間を作って頑張って欲しい。

 

塾生代表選挙(#塾生代表2021)の情報

全塾協議会選挙管理委員会ウェブサイト

全塾協議会選挙管理委員会Twitter

全塾と塾生の懸け橋に

1月18日、塾生代表秘書の石井柊さん(写真左から二番目)、 安武舞さん(写真中央)、 小杉倫瑞季さん(写真右から二番目)にお話を伺いました。

—任期中に行ったことを教えてください。

石井「全塾協議会にSFC自治会を設立するための意思を問うことを主な目的とした、SFC各学生団体のヒアリング調査を行っていました。」
安武「私は全塾協議会が主催する全学部の人が参加できるイベントを企画していました。」
事務局「どのようなイベントを開催したか教えてください。」
安武「フリースタイルフットボールというアーバンスポーツというマイナースポーツを教え、参加者に知見を習得してもらうイベントです。」
小杉「私は選挙の広報の部分をお手伝いさせていただいたのですが、まず投票率を上げて選挙を成立させるという大きな目標がありました。その中でも元々持っていたTwitterやInstagramのアカウントを使ってのテキストベースの広報のほかに、前田さんと一緒にVoicyというラジオアプリの収録でコラボさせていただいて、全塾協議会や塾生代表について声で伝えるという活動をさせていただいていました。」

秘書の皆様が応募したきっかけを教えてください。

石井「僕はずっと今までソーシャルイノベーションに興味があって、ここ最近でソーシャルイノベーションをするにあたって統治機構の存在がとても大切だということに気付きました。その国家や公という立場で何ができて、民間の立場で何ができるのかという線引きをしっかりしないと、民間の立場からイノベーションを起こすことはできないと思います。そのうえで公の立場である統治機構に何らかの形で所属して、そこで何かしらのプロジェクトを起こすことが自分にとってこれから先の学びになるのではと思っていました。ちょうど議員インターンなどを探そうかなと思っていた時期でしたので、自分に身近なラインで学校の統治ができる、統治に携われると知り、学びが深そうだなと感じてジョインさせてもらいました。」
安武「私は一年生で全塾協議会自体にあんまり詳しくなかったんです。加えてSFCは全塾協議会に関する情報量が少ないです。前田さんが来てくださったときも、批判をする人が周りに多くいました。そこで、本当はどういう状態なのかを知りたいということ、楽しそうだなという純粋な興味があったので、入りました。」
小杉「最初は前田さんのTwitterアカウントをフォローしていたので、秘書を募集していることは知っていたのですが、応募してみようとは全く思ってなかったんですよね。前田さんとお話する機会はあったのですが、自分にできることがなさそうだと思っていました。ですが、広報はどう?という感じで言っていただき、秘書に応募しました。」
石井「僕も受け身な感じですね。前田さんからDMできましたよね。やりませんか?って。」
小杉「DMが来なかったらやらなかったですね。」
石井「それは僕もです。」
小杉「さっき柊(石井)はやりたいことがあってと話していましたよね。私は研究分野がコンサルティングで、マネジメントやコンサルは若干分野は被っていると思いますが、全然知られていない組織(全塾協議会)をちょっとでも知ってもらえたらなという想いもありました。」

一か月という短い任期でしたが、その任期を振り返ってよかったこと、反省点を教えてください。

石井「SFC にある学生団体55の内、41パーセント、23くらいにオンライン上のヒアリングは得られましたが、まだいけたなっていう印象があります。評価はいただいていますが、80パーセントくらいアプローチできると思っていて、自分で最初に定めた80パーセントという概算にたどり着かなかったというところが残念でした。あと、慶應義塾がやっている政治に対して思ったほど、塾生が興味なかったというところにすごく驚かされて、特にSFC生って結構意識高いとか社会について考えている人が多いとばかり思っていたのですが、一番身近な政治に全く興味がないっていうのに結構驚かされました。これから先、事務局に入局した際に携わっていきたい、変えていきたい部分ではあります。」
安武「イベントを開催した際に、あまり認知度がありませんでした。自分のSNSや友人のSNSを使って広報はしていましたが、全塾生が参加できるという企画テーマに対して、日吉や三田の塾生にも知ってもらいたかったです。広報の日肩をもう少し紙媒体でするなど日吉や三田とかに行って声掛けをするなどすればよかったかなと思います。イベント以外ではもともと自分が秘書に参加しようとおもった動機が、あまり全塾協議会が知られていないということだったので、できるだけもっといろんな塾生に全塾協議会の活動内容などを知ってもらいたいです。全塾協議会のライブ中継というのを提案し、塾生代表に議会で議題に挙げてもらったころはよかったです。」
石井「とても良いと思います。ライブだと他のキャンパスの人が議会に参加する時とかにも役立つし、SFC生も見れるし、全塾生に対する透明度が上がると思います。」
小杉「何人見るというよりは発信しているという事実が大事であると思います。」
事務局「では、小杉さんも(活動の振り返りを)お願いします。」
小杉「私は選挙の広報にフォーカスを当てていたので、どちらかというと秘書としての仕事の規模感としては他の2人より小さくて、直近の目標が大きくありました。そのため投票成立するかどうかとても焦りました。こんなに10パーセントって大変なんだなと。Voicyに関しては、塾生がどれくらい聴いていてくれたとか、誰が聴いていてくれたとかは分からないですが、だいたい500、600回くらい再生されていました。」

今回の活動を通して塾生へのメッセージをお願いします

石井「もっと全塾協議会に興味をもつべきだなと。全塾協議会自体も慶應全体の団体んも全塾ありきだと思います。そこが資金繰りをして団体の活動に補填されています。その全塾協議会は塾生全員からの公正な選挙によって成り立っています。政治に参加するという意識が日本という大きな政治においても少ないかなと感じるので、まずは目の前の統治っている形に参加するという意志があったらいいのではないかと思います。」
安武「もともと入る前から批判的な意見はTwitterとかで見ていて、私自身も議会が不透明だなと思っていました。それを直接代表に伝えたところ議題にあげてもらい、もしかするとライブ中継ができるかもしれないという話になっているので、そういう意見は直接代表とかに言ってみると柔軟に対応してもらえるというのを知ってもらえると、もう少しイメージが変わって全塾にも興味をもってくれるのかなと思います。」
小杉「まずは、今回初めての試みでもあるこのような秘書というシステムにご協力くださった塾生の皆さんに感謝しています。私自身、感じたこととしては全塾協議会というものがあることとか塾生代表という人がいるということは一年生ののころから知っていたのですが、そこに議会で手を挙げる議員の人がいるところまでは知らなくて。真面目そうというイメージが先行しがちで、躊躇している人もいると思います。私は慶應生の中になにかを知ってやってみようと考えたり、行動力のある人は多いのかなと思っています。だから、全塾だったり選挙だったり、そういうものに初めて触れる時のファーストインプレッションがすごく大事だと思うので、中を少しだけ覗かせてもらった人間として全塾を広める活動ができればなと思っています。」

快適な課外活動をサポートする

10月24日、塾生会館運営委員会 委員長の木暮蒼真さん(写真中央)にお話を伺いました。

活動内容を教えてください

塾生会館での塾生の課外活動を支援し、塾生会館の管理・運営をしています。

具体的には、受付業務の監督、音練・合練・大ホールの優先権の調整、年に数回出す粗大ごみの管理、日吉学生部との会議です。受付自体はアルバイトの方と職員の方にやってもらっています。

他にも、部室は2団体で共有していますが、その団体間でトラブルが起きた時は仲裁をしたり,ゴミが放置されていたら処分したりと、塾生会館における全てを引き受けています。

活動頻度はどのくらいですか

定期的に集まることはなく、何か起きるたびに自分たちで解決しています。塾運のメンバー同士で集まることはほぼないです。それよりは、担当毎の仕事をこなすのがメインです。僕は委員長なので練習場担当のように決まった仕事があるわけではないですが、毎日受付に顔を出して何か起きた時にすぐ対処できるようにしています。

塾運は毎年公募していて、任期は4月から1年間なので、1月から3月の間募集しています。塾生会館を利用している団体に所属している人なら誰でも立候補できます。そのため、1年生が4月からいきなり塾運になるというのは原則できません。半分くらいは2年生です。

活動場所は日吉ですが3・4年生も活動していますか。

三田キャンパスに通う3・4年生は、頻繁に日吉に来るのは難しいので、基本は2年生がメインで活動しています。僕は矢上キャンパスに通っているので、できる限り活動に参加するようにしています。

団体構成について教えてください。

委員長は、その年に任せられそうな人を互選して決めています。他の役職についても、その年の塾運の人が集まった人の中から役割を決めています。

役職は、委員長、副委員長、合練、音練、大ホール、部室、倉庫、会計、会計監査、環境、スペース(たまり)、作業場です。兼任はありません。全体の所属人数は最大で14人です。全員が役職についています。

受付のアルバイトについて教えてください

受付のアルバイトの人数は20人弱です。塾運が信頼出来る人を紹介してやっています。シフトの調整は職員の人にやってもらっています。鍵の貸し出しはもちろん、利用者への案内、電話の対応、備品の貸し出しなど様々な業務を受け持っています。

新歓活動は行っていますか。

そもそも塾運は、塾生会館を使っている団体の人に立候補してもらっています。団体に所属している必要があるので、1年生に対して新歓活動するということはありません。

募集は紙を塾生会館に掲示しています。SNSの利用は今まではしてなかったのですが、来年度分はGoogle Groupでの告知もしてみようと思います。

塾生会館運営委員としてのやりがいはなんですか。

自分たちがいないと多くの塾生が塾生会館が使えず、かなり影響力が大きいので、やりがいというか使命感がありますね。

委員同士の交流はありますか。

委員は複数のサークルの人で構成されているので、あまりプライベートでの交流はないです。ただ、トラブルとかが起こると、みんなで集まって話し合うことはあります。また、受付の居心地が良いので、受付にたまっている間に委員同士が仲良くなることもあります。

どんなトラブルが今までありましたか。

例えば、毎年あるのは部室を追い出される団体がいるのですが、その際に荷物を全部置いていく団体があります。塾運の人が全部片づけました。倉庫・スペースで散らかった荷物を代わりに片づけたこともあります。一番辛かったのは、減点を溜めて部室を追い出された団体に抵抗されて、数時間かけて説得した時ですね。

部室はどうしたら使用できますか。スペースについてはどうですか。

基本的に慶應義塾大学の公認団体であれば入れます。2月の部室総会に出てもらったうえで、抽選で決めます。

倍率は年によります。

スペースも同じ仕組みです。現在待ち団体はいません。いくつか空きスペースがあります。

新規に入りたい団体への広報はどのように行っていますか。

受付に紙で掲示しています。塾運の募集と同様に来年度分はGoogle Groupsを使った告知も行う予定です。

塾生会館使用団体へ、やめてほしいことはありますか。

廊下での音出しです。塾運が注意してその場でやめてもらったとしても、次の日には廊下で練習している、ということがよくあります。こちらとしてはペナルティを課すか、注意することぐらいしかできず根本的な解決ができないので、歯がゆいところです。

申請をしないでたまりを使っている団体があると聞きましたが、取り締まりはどのようにしていますか。

それは、登録して使っている人から通報がくるので週1回は見回るようにしてます。しかし、それも廊下での音出しのように取り締まりようがないので、悔しいですけどその人たち自身にルールを守ってもらうほかありません。スペースは、鍵とかもないので、難しいところです。

各役職の引継ぎはどのように行っていますか。

直接会うのと、ファイルでも引継ぎを行っています。毎年人が入れ替わってしまうので、引継ぎは課題ではあります。

他に課題はありますか。

塾運と受付アルバイトとの連絡が上手くいかなくなることです。受付で受けたことが、塾運に伝わらないことがあります。対策は検討中です。

委員長になって試みたことはありますか。

掲示での連絡だけだと限界を感じたので、今年からGoogle Groupsを使い始めました。総会など重要な予定はそこでもお知らせするようにしました。参加すると通知が行くので、助かるという声をいただきました。

各団体からの要望はどのように受けていますか。

塾運あてのメールに加え、受付で言ってもらうなりしています。最近は、インターネットを部室に通してほしいという要望があったので、学生部に伝えました。塾運の力だけでは出来ないので、日吉学生部経由でお願いしています。あとは、僕も塾生会館をよく利用するので、気づいたことは日吉学生部に年2回の会議で伝えたり、メールしたりしています。以前の会議では、必要な備品の購入、作業場や倉庫の不足を改善してほしいということをお願いしました。

ルールの変更はありますか。

ルールを見直し、細かいものは、集まって決めています。

総会で変更したルールを伝えています。

最後に塾生に向けて一言お願いします。

他の利用者への思いやりを持って利用してください。

“つながり”を作る。

2019年7月3日、三田部室にて 体育会本部 主幹 西澤勇太さんにインタビューをさせていただきました。

団体構成や代交代の仕組みを教えてください。

 私たちは、2年生以上の各学年16名による計48名で活動しています。4年生が本部全員にヒアリングを行い、その結果をもとに幹部が中心となって代交代を行っています。

―本部の活動内容を教えてください。

本部では主に体育会公式行事の運営、山荘山中管理、他大学の体育会との交流を行っています。企画系ばかりの仕事だけでなく事務作業も行っています。

―HP上にありました「Leap局」「セルフケア局」とはどのような活動をしているのでしょうか。

「Leap局」とは、学生や社会人が講師になり体育会生にリーダーシップ教育を行う局です。毎年4年生の学生講師が5名おり、彼らが卒業するとそのまま社会人講師になります。講演は、部活動編と社会人編の2つがあります。部活動編は学生が講師となり、社会人編は社会人の方が講師となります。2か月に1度くらいの頻度で、毎週月曜日は部活動編、毎週土曜日は社会人編という形で各3回くらいのセットで行っています。私も受講したことがあるのですが、「時間管理」「チームマネジメント」「モチベーションの上げ方」など体育会生たちが今後活動する世界で活きてくるような内容が中心になっています。

―縦のつながりが強い体育会ならではという感じですね。

そうですね。学生が講師になって教育するケースは講義を受ける学生からすると「なぜ同じ学生から教えられるのか」という気持ちになると思うのですが、それでも納得できるくらいの充実した内容になっていますね。

―「セルフケア局」についてもお聞かせください。

HP更新がまだ進んでいないのですが、今年から「セルフケア局」の活動は中止しています。活動内容は、昨年までは消防士の方に協力していただき救急講習を行っていました。また、体のケアなども講師の方をお呼びして行っていました。ですが、慶應の保険管理センターの行っている事と被っていることや、年に数回しか行えないという点から、活動中止という方針になりました。

―学生に運営が任されている部門はありますか。

体育会本部の行っていること全般が学生に任されています。第一に体育会各部の主務の方々が中心になって行う事務作業を体育会事務室と協力して業務が円滑に進むように管理、運営していくことが挙げられます。また公式行事の運営や各局の仕事では体育会生のイベント企画、補助金の分配や広報活動など多くのことを行っています。

―「新入部員宣誓式」とは、どのような内容ですか。

体育会の公式行事の一つとして私たちが会場運営や司会進行などを行い運営しています。新入部員が塾長に対して、「体育会生としてこれから頑張ります」といった趣旨で宣誓します。また体育会の先輩が、新入部員に向けてメッセージを送ったりしています。

―宣誓式には新入部員全員が集まるのでしょうか。

そうですね。今年の新入部員数は800名弱だったと思います。宣誓式は18時から行われたため、SFCで5限がある人は授業優先という形をとりましたが、基本的に部活より宣誓式優先で、600から700名程の新入部員が参加していました。毎年、三田キャンパスの西校舎ホールで行っています。

―「山中山荘管理」とは、どのような内容でしょうか。

体育会の部活が山中山荘で合宿を行っています。宿舎として山中山荘を使うのですが、開荘している夏休みは私たちが山荘の管理人をシフト制で行っています。お風呂の入れ替えやシーツ、枕カバーの管理などをしています。

―体育会本部にも利用しない部活の方がいると思うのですが、本部はほとんどの方がシフトに入るのでしょうか。

そうですね、1人か2人くらいが交代制でシフトに入ってもらっています。部活としては毎年、ラグビーやハンドボール、慶應義塾高等学校の部活など使う部活も限られてはいますが8月いっぱいまでは開荘しています。

―体育会本部として活動に携わっていくこととして大変なことや課題とかありますか。

体育会生から成り立っているので、部活との両立がやはり大変だと思いますね。本部も活動頻度が多く、運営や企画といった華やかな部分もありますが、大量の事務処理といった地味な一面もありますので、各本部員が部活との時間を調整しながら活動していくという点が大変だと思います。課題の一つは、「各イベントや企画にいかに多くの体育会生を巻き込んでいくか」です。         

特に、メジャースポーツの部活は、部活としてまとまりがあり完結性が高いです。その点は全く問題がないのですが、本部の活動にいかにメジャースポーツを含む多くの部を巻き込んでいけるかが毎年の課題です。私たちの企画に部活を休んでまで来ることに理解がない部活もありますし、練習以上の価値をいかに提供できるかが課題だと思います。

あとは毎年、親子訪問という企画があり各部の練習や試合に年に1回は必ず訪問し、選手にインタビューしたり幹部と対談したりしています。本部と各部との風通しをいかに良くするか、信頼関係を構築していくか、を目的にしています。その点では、私たちが吸収したことを企画を通して各部に還元できるかという所も課題だと思います。私たちに、各部から要望が来たとしても学生だけで解決できるケースもあります。その際に慶應義塾大学体育会代表としての本部が、体育会理事や副理事の方々、三田体育会の方々といった普段私たちの活動を支えて頂いている大人の方々に伝える必要があります。この立場からもいかに学生の意見や要望を反映する組織になっていくか、が課題だと思いますね。

―今の話して頂いた課題というのは、体育会全体に伝えたい内容でしょうか

そうですね。本部が企画するイベントにぜひ来ていただきたいです(笑)

―体育会以外の学生は、体育会は各部で完結していると思っていたので本部があるとはあまり知らないと思います。そのような学生に向けて本部について知ってほしいことはありますか。

本部というよりは体育会各部の試合にぜひ足を運んでほしいです!最近では慶早戦をいかに集客するかを目的とし活動する団体もあります。様々な部活がありますが、体育会以外の方に応援に来ていただきたいという部活は沢山あります。やはり、慶早戦は慶應と早稲田にとって一大イベントであるため、体育会生と体育会生以外の生徒のつながりを作れる場になるのではないかと思います。体育会生としても慶早戦がそのようなイベントでありたいと思っている人もいるので、ぜひ慶早戦には来ていただきたいですね。

―7月12日にサッカー部の慶早戦がありますよね。

そうですね、クラシコですね。唯一、お酒を飲みながら観戦できる試合ですね。盛り上がりもすごいです。連盟が厳しいといった理由があるため他には多分ありませんね。

―ちなみに、サッカー部の慶早戦は年に1回でしょうか。

年1回です。

―体育会本部への入り方を教えてください。

前提として体育会生のみが入ることができ、1年生の3月に本部採用をしています。選考方法は書類と面接です。毎年2~3倍くらいの倍率です。採用後の2年生はいろんな活動に関わってもらい体育会理事から任命を受け、最終的には2年生の12月の役員会で正式に承認してもらいます。

―倍率が思ったより高いのですがその理由は何でしょうか。

今の本部の人の後輩が志望したり、部活の偏りをなくすためにも私たちから声をかけることもあります。現状の形だと本部に入るチャンスが1年生の3月しかありませんので、本当に本部に入りたい人たちに情報が伝わるよう広報活動や説明会には力を入れています。体育会の代表として活動するやりがいや体育会全体の運営に魅力を感じる人、マネジメント意欲がある人にとって体育会本部は良いところだと思います。

―体育会には伝統等が強いイメージがあるのですが、体育会本部にそのようなものはありますか?

そうですね…あるかもしれません(笑)体育会としては、OBとのつながりが強いというのは一つあると思います。また本部ですと4年生をアダル、3年生をミドル、2年生をヤングと言う変な文化はあります(笑)代交代の時になると4年生へ慶應カラーのネクタイを贈呈するという伝統もあります。

―主幹になったきっかけはありますか。

上の先輩方に決めて頂いたので、主幹になったきっかけは答えにくいのですが本部員になったきっかけはあります。私は軟式野球部に所属しています。軟式野球部は私の入学時にちょうど体育会に昇格しました。本部は様々な部活から構成されている中、歴史の浅い軟式野球部員として部活のつながりを作ったり、組織運営について学ぶことで自分の部活に還元したいと思っていました。また、マイナースポーツで知名度の低い軟式野球部のプレゼンスを上げていきたいという気持ちも本部員になりたかった理由の一つですね。

―そうですよね、では主幹になるにあたっての意気込みなどはありますか。

体育会生とそれ以外の学生のつながりを強くしていきたいと思っています。体育会生と学生がつながれる場を体育会の代表として作っていきたいです。また、大人の方々に生徒の意見を伝え反映させたいと思っています。代々続いている役員会は活動の二の次になるような内容について話し合いそれに対する賛成の拍手をするだけの状態が続いています。参加率も低く無駄ではないかという声も出ています。大人の方々が決定権を持つ場に、学生の意見を反映させてかたちを変えていきたいなとは思っています。

―新たに挑戦したいことはありますか。

他大の体育会にも関わることが年に数回あります。今年はろ東京六大学、果敢同率の学校の体育会本部が集い意見交換を行いました。その中で1年生へ向けた「フレッシュマンキャンプ」を行っている大学が多く、とてもいい取り組みだなと感じました。体育会新入生が一堂に会して、交流を深めるという内容です。慶應では今まで行ったことがないため、今年から準備して来年できるのならばやってみたいと思っています。1年生の時点で生まれる最初のつながりは非常に大事で4年生まで続くものだと思いますし、ぜひ考えていきたいです。

―外部で交流してみたい団体はありますか

三田祭実行委員会ですかね。数年ほど前の三田祭で「体育会王」のような企画がありました。そこでは虫を食べる企画などもありましたね。

―虫ですか(笑)

食べられる虫ですよ、多分(笑)誰が一番すごい体育会生なのかを決めるような企画でした。これは一例ですが、三田祭というイベントの中で体育会が他の学生と交流し、つながりを持つきっかけとしては大きかったと思いますしそんな活動が今後できたらいいなと思っています。

―最後に塾生に一言お願いします。

普段、体育会について知ることがないとおもうのですが、43部59部門が学業と両立しながら、慶早戦勝利やリーグ戦優勝を目標に練習に励んでいます。体育会というと、取っつきにくいところがあると思いますが体育会と一般学生がもっとつながれるといいなと思っています。いざ試合に行ってみようとなっても、プロじゃないアマチュアのスポーツ観戦に友達や知り合いがいないと行きづらいですよね。どうしても体育会生なら体育会生同士で集まっているという側面もありますし。所属団体関係なく同じ塾生として仲良くしてほしいです(笑)

“慶應の気風文化”を伝える。

2019年5月15日、三田部室にて 應援指導部 主将 中山貴裕さんにインタビューをさせていただきました。

 

――応援指導部の団体構成、人数を教えてください。

3部門に分かれていて、リーダー部、吹奏楽団、チアリーディング部で、大体4学年で合計155名います。

 

――代交代の時期、役職の決め方はどのようなかたちで行いましたか。

12月中旬、一通り代の活動が終わった時期です。
役員会にて、部長、監督、コーチと4年生が話し合って決めています。

 

――活動内容は主にどのようなことをしていますか。

主に体育会の応援活動、三田会の渉外、慶應の入試アルバイト、卒業式・入学式のお手伝い、学校から頼まれた手伝いなどをしています。

 

――今年の入学式でやっていた年号「若き血」について。

趣旨としては、新入生に向けて慶應の気風文化を伝えてほしいということで依頼されていました。応援歌を通じて慶應の良さを感じてほしいということで依頼されています。
マイクをやる人が考えています(笑)。一からネタを考えていました。
大変だけれども、新入生に楽しんでもらえる時が嬉しく、やりがいの一つです。

――体育会の応援以外、日ごろは何をしていますか。

練習は3部門別々でやっています。リーダー部は火水木曜日に、日吉の蝮谷一体でランニングや声出しなどの練習を行っています。

 

――大会前には、練習量は増えますか。

リーダー部は特に、6大学野球の前には週3日は決まって行います。

吹奏楽とチアはそれに加えて12月の定期演奏会があるので、そのために9月ごろから練習を始めています。

 

――定期演奏会迫力があってすごかったですね。

来ていただけるのはありがたいです(笑)

 

――活動で大変な部分はありますか。

ほぼすべてがつらい、というとあれなんですが(笑)。
1年生の時って右も左もわからない状況で、それこそ機材の作成といった練習以外のところでも時間を使うので、そこは1年生の時自分は大変でした。
慶早戦で使う選手紹介ボードなどは1年生が作ってます。
1年生とかが頑張って作ったんだな、と思ってみていただけるとありがたいです(笑)

 

――合宿はどんな形で行っていますか。

春と夏に分かれています。
春合宿があるのはリーダー部とチアだけでそれぞれで行きますが、夏は3部門で行きます。
本当に160名とかまとめて行って、8泊9日一緒にご飯を食べますね。
練習自体は朝練習、午前練習、午後練習、夜練習の4回にわかれていて 練習づくめです。
精神的にも肉体的にもちょっと厳しいですけど、練習のことしか考えないんです。
ただ自分が「楽しいな」と思ったのは食事の時間で、その時間はあまり上下関係とか気にしないで1年から4年生まで学年関係なく、普段あまり話すことのない他部門の人とも話せるのが楽しいところでした。

自分は食事だけが唯一の生きがいでした(笑)

 

――慶早戦支援委員会と応援指導部の違いを教えてください。

簡単に言えば応援をするかしないか、の違いですね。応援をするのが応援指導部で、運営をするのが慶早戦支援委員会。慶早戦では応援指導部も、応援も運営もしますが、応援指導部だけでは回らないところもあります。観客の誘導や座席配置などを支援会の方々に手伝っていただいています。いなくては成り立たないですね。

 

――6月の1,2日慶早戦に向けて意気込みなどをお聞かせください。

去年、春は優勝したが早稲田に負けてしまいました。秋も早稲田に勝てば優勝でしたが、早稲田に逆転負けして優勝を逃してしまいました。やはり早稲田に勝って優勝というのを掲げています。

 

――宿敵ですものね(笑)

そうですね、特別ですね。慶應が強いといわれている年でも、早稲田が勝つことがありますし、その逆もあります。本当に何が起きるかわからない慶早戦は自分たちにとっても重要ですね。

 

――慶早戦に来る際 この応援を一番頑張ってほしいとか歌とかありますか。

一番はやっぱり若き血を覚えてほしいというところがあります(笑)。
学生ほぼ全員が応援歌を歌える学校って、多分早稲田と慶應しかないんですよ。
若き血を新入生には一番知ってもらいたいなと思いますし、やっぱり得点した時の若き血を隣の知らない人とも肩を組んで歌うっていうのが慶早戦の魅力なんじゃないかなという気はしますね。

 

――行くことが大事ですね。

来てもらわないとわからないのでぜひ来て楽しさを感じてもらいたいですね。

――中山さんが応援指導部に入ろうと思った理由は何ですか。

大学生活って人間関係が薄くなってしまうと前々から思っていて、最後の学生生活ですし、人といっぱい関わって楽しいことをしたいなと思ったのが一つのきっかけです。
また、たまたま応援指導部の動画を高校時代に見て、「こんな感じで情熱燃やして何かに打ち込むのってかっこいいな」と思った点が、そもそも応援指導部を知ったきっかけであり、入りたいと思った純粋な理由ですね。

――広報はどのように展開していますか。

ツイッター、フェイスブック、インスタの三つです。
インスタは主にチアが使っていまして、 動画編集うまいので見ててかっこいいなと思います(笑)。
動画とかは応援指導部の広報という役職の管轄なので、あまり関わっていないですね。
優勝かかったりしてるとパレードの告知とかすごいやるので、今年も動画とか作るはずです。

 

――Youtubeの動画はどのような経緯でできたのでしょうか。

応援ビデオとかは放送研究会に依頼しています。
すごいお世話になっていて、野球の内野席の音響とかは放送研究会の方にやっていただいてます。また、外野は無線工学研究会さんですね。
その音響がないと声も届かないので本当にありがたいです。
あとレガッタとアメフトも放送研究会の方に手伝っていただいてるので、とても助かっています。

 

――応援指導部ならではの伝統などはありますか。学ランは購入しているのですか

1年生は入学したあとは、部の学ランを貸してもらっています。1年の夏合宿を終えた時点で正部員になるんですけど、そうなったら自分の学ランを着ていいということになるので、そこで学ランを作りに行ってます。名前を入れたり、4年になったら役職を入れたりします。毎年買う人もいますが、自分のこれは2年生の時に作ったものです。今はまた役職の入った学ランを(作っている)という感じで、先輩からもらった学ランを着る人もいます。受け継がれているものはすごいものだと10年20年経っていますね。

 

――リーダー部あるあるありますか。

変な伝統は、今はなくなってきているんですが、あえて言うなら「先輩にLINEをしてはいけない」(笑)。意図としては、目上の人にLINEをするというのはあまり社会で見てもふさわしくないかなという見方があるからですね。メールでやり取りをするという伝統が3部門でありますね。
それから「SNSでつながるのが駄目」というのは自分たちだけですね。変な意味での上下関係ではないが、部活の上下関係があるのでSNSでつながるのはあまりよくないという伝統があります。なので卒部すると同時に下級生に一気に友達申請します(笑)

 

――野球の応援が一番盛り上がるイメージだが、中山さんから見てこのスポーツもすごいぞというのはありますか。

サッカーはすごいです。塾生もすごく来ますし、唯一お酒を飲みながら応援ができる早慶戦です。こちらとしてはお酒を推奨してはいないのですが、禁止されてもいないので。
学生が楽しそうだなというのが応援している側から見て思いますね(笑)

 

――個人的に好きな応援はありますか。

驚かれるかもしれませんがヨット部の応援もしていて、つい先週も応援に逗子まで行ってきました。結構珍しいんですが、リーダー部はヨット部の方と一緒の宿舎に1泊か2泊します。応援というのも、出艇応援と海の上での応援があります。後者はヨット部のOBの方々がクルーザーを出してくださるので、それに乗せていただいてます。拡声器を持ってレースの合間とかに若き血とかを流して応援します(笑)。これやってるのは慶應だけで、すごく楽しいところですね。

 

――船酔いする方いないんですか(笑)

やっぱり、波が荒れてる時とか本当にすごいので相当船酔いします(笑)。

 

――今年の新入生は多いですか。

リーダー部は今9人います。 
9人残っているのは相当大きいですね。
現役は4年生が6人で、3年生が4人、2年生も6人しかいないので、9人残ったのは結構うれしいことですね。

 

――アメフトの試合を見に行ったのですが、1年生初々しい感じでしたね(笑)

そうですね。
こんな感じだったなって思いだしますね(笑)

 

――部員に言いたいこととか思っていることはありますか。

辛いことが結構多くて自分が何で部活やってるんだろうって迷うこともあると思うんですけど、やっぱりその中で楽しさっていうのも見出してほしいなと思います。
応援活動もそうですし、吹奏楽とチアに関して言えば定期演奏会も一つの節目として皆やりがいを持ってやっているところではあります。
また、今辛いから悩むっていうのはあると思うけれど、自分も4年生までやってきてこの部活に入ってよかったなとか楽しかったなとか思うことはあります。
楽しんで続けてほしいなというのはありますね

 

――傘下団体で興味のある団体はありますか。

三田祭実行委員会には、1年生の時興味がありました。
三田祭自体もここ数年、司会を頼んでもらったりしていて、もっと応援指導部としてかかわれることがあったらなとか思いますし、今の時期何してるんだろうなとか気になりますね。
また、三田祭実行委員会の考えたイベントに出させてもらったり、個人的につながりもあります。
去年は三田実との飲み会もあり、「三田実VS応援指導部 どっちが飲みが強いか」みたいなのもありました(笑)。
楽しかったですね。三田実強かったです(笑)

 

――全塾に関して思うことはありますか。

南さんの意見で、先月の議会で「会議っていうものをただ予算申請の場ではなく、もっと慶應をよくするような話し合いをできれば」というのを言っていました。
そう言ってくれたというのが結構うれしくて、自分もはじめは会計の仕事でただ言っていたという感じが強かったですが、本当にそのような場になってくれたら、自分たち応援指導部はもちろん、他の団体にとっても塾生としてよりよい生活を送れるような何かを発信できればなと思います。

 

――南さんは方法について考えているが、いい案ありますか。

まずはやっぱりあの場に、いろんな人に来てもらうのが一番です。
そのために何をするかっていうと、ただ呼びかけるだけでは来ないと思うので、何か一つあの場でよいものを生み出して、他の団体も巻き込んでいけたらいいなと思います。
応援指導部はいろんなサークルとかかわりを持っているので、その手助けができたらなというのは強く思っています。

 

――財務について質問はありますか。

今リーダー部会計についていて毎月行かせていただいています。
財務監査がないと、学校からの信頼が得られないのでありがたいなと、その一言に限りますね。
確かに堅苦しさみたいのは感じます(笑)。
代交代の12月のみに行ったのですが、その時いろいろなことを話してちょっとはお互いのことを知れたので、財務の方々も他の団体と密な付き合いができればいいのかなとは思います。

 

――今後代表としてどのように活動するのでしょうか

「初めて来た人でも楽しめる応援席」というのはずっと掲げています。
最初の応援歌とかわからないと思うんですけど、初めて来た人たちにもわかりやすいような応援を心掛けています。
皆で一緒にできるような応援席、というのを作っていくというのが目的です。
最初は来づらいかもしれないですが、一回来てもらって何か楽しいな感覚を思ってもらえたらいいなと思いますね。

 

――塾生に一言お願いします。

塾生代表の南さんが言っていたことでもあるんですけど、「慶早戦を世界に誇れるものへ」っていうマニフェストを掲げていましたよね。
それに関して同感でして、ここまで学校全体を巻き込んでスポーツの応援をするところってやっぱり早慶しかないんです。 塾生になったからには、神宮球場に来て一緒に若き血を歌って、慶應の良さってものを感じてもらいたいなと思います。

應援指導部 公式SNSはこちら
Twitter:@un1corn_kun
Instagram:yunico_110

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